7月25日(金) エゼキエル13章
「それゆえ、もはやお前たちがむなしい幻を見ることも占いをすることもなくなる。わたしは、お前たちの手からわが民を救い出す。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書13章23節
社会の混乱や不安に乗じて、偽りの預言や占いが力を得るのは昔も今も変わりません。彼らは、人が見たいと思っている幻を見せて人を欺き、聞きたいと思っている偽りの預言で人を惑わせます。しかし、その先にあるのは決まって悪と滅びなのです。
捕囚の民のところにも、偽預言者や女預言者たちがいました。彼らは、「主は言われる」と言いながら自分の霊の赴くままに語り、平和がないのにエルサレムの平和を語る者たちでした。そのことによって、民は、エルサレムは必ず回復する、自分たちもやがてエルサレムに戻ることができると、誤った希望を抱いていました。また、彼女らは呪術で人の魂を捕らえ、お金をもらって人を呪っていました。そのため、人びとの間で神に逆らう者が力を持ち、神に従う者を苦しめていました。
しかし、主は、そのような彼らを決して野放しにはされません。偽預言者たちをその民と土地から切り離し、女預言者たちは占いをすることができなくなると宣言されます。
今も、偽りの言葉や占いが私たちの心と魂を捕らえようと狙ってきます。しかし、主は決してそれを許されず、私たちを悪の道から救い出し、魂の自由を与えてくださいます。主は、私たちの魂の解放者なのです。
【祈り】
力ある主よ、きょうも私たちの魂を偽りと悪から解放し、真理の道、命の道を歩ませてください。