7月13日(日) ルカ10章25-37節
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書10章37節
律法の専門家が、主イエスを試そうとして、「何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」と尋ねました。主イエスは、この問いに答えるのではなく、「律法には何と書いてあるか」と質問されました。律法の専門家は、専門家らしく律法には、「神である主を愛しなさい」と「隣人を自分のように愛しなさい」ということが命じられていると、全く正しい答えをしました。主イエスは、律法の専門家に、「それを実行しなさい」と命じられました。
律法の専門家は、今度は主イエスに「わたしの隣人とはだれですか」と尋ねました。そこで主イエスが語られた話が「善いサマリア人のたとえ」です。主イエスは、たとえ話の中で、追いはぎに襲われて半殺しの目にあったユダヤ人を助けてくれたのは、ユダヤ人が最も嫌っているサマリア人であったと語られました。主イエスは、話の最後に「だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか」と質問されました。律法の専門家は、「その人を助けた人です」と答えました。主イエスは、「行って、あなたも同じようにしなさい」と命じられました。主イエスは、どんな人に対しても進んで隣人となり、その人を助けることを私たちに求めておられます。
【祈り】
どうかどんな人に対しても隣人となって助けることができますように、私たちを導いてください。