坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)
メッセージ:坂井牧師のマラソンばなし⑤ナイスラン!
ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
先日私は、ハーフマラソンに初挑戦して、完走することができましたが、その時思い出した御言葉は、新約聖書のヘブライ人への手紙12章1節です。「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか。」
イエス様を信じて生きる人生は、マラソンに似ています。信仰告白がスタート、そして、もう十分走ったよと、神様がお迎えしてくださるゴールの時まで、信仰を抱いて、希望を失わずに走り抜きたいと思います。
そして、私が特に目を止めたいのは、「おびただしい証人の群れに囲まれている」とあることです。おびただしい証人、それは、殉教者たちです。神の約束を信じて信じぬいた先人たちが、広がる雲のようにたくさんいて、いまを生きる私たちを励まし続けていてくれる、というのです。
先日のマラソン大会でも、ランナーの仲間たちやスタッフの皆さんが、「ナイスラン!ナイスラン!」って言って、励まし続けてくれるのが印象的でした。人が応援してくれると、なぜだか力が湧いて来るのは不思議ですね。
信仰のマラソンは、誰かとの競争ではなく、自分との戦いです。でもそれは、決して孤独なレースではなく、たくさんの先人たちの応援に後押しされて、そして、「信仰の創始者」であり、また「完成者」(ヘブライ12:2)でもあるイエス様に強く導かれて、最後まで走り抜かせていただくものなのです。