坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)
メッセージ:坂井牧師のマラソンばなし③栄光のゴールへ
ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週は、「信仰生活とマラソン」をテーマに、皆さんと御言葉を分かち合っています。先日私は、ハーフマラソンに初挑戦して、完走することができましたが、目指すゴールはまだその先です。フルマラソン完走を目指して、トレーニングを続けていきたいと思っています。
思い出していたのは、新約聖書のフィリピ書3章13から14節の御言葉です。「兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。」
ここには、究極の希望である栄光の体への復活に向かって、信仰の歩みを全うしようとする、パウロの決意がみなぎっています。苦しみ多い生涯でしたが、栄光のゴール目指して、ひたすら走り続けたパウロでした。ただ、間違えないでいただきたいのは、その栄光のゴールというのは、すでに、私たちに約束されているものであって、努力と根性で手に入れるものではない、ということです。
私をマラソンに誘ってくれた友人の牧師というのは、驚くほどポジティブで、彼の目にはもう最初から、私がフルマラソンを完走する姿が見えているのです。「大丈夫、坂井さんは絶対に走り切るよ」と、まだ3キロも走れなかった私を励まし続けてくれていました。
同じように、イエス様にははっきりと見えているのです。栄光のゴールにたどりつく、私たちの姿が見えているのです。