坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)
メッセージ:坂井牧師のマラソンばなし②継続は力なり
ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週は、「信仰生活とマラソン」をテーマに、皆さんと御言葉を分かち合っていきたいと思います。私は今、フルマラソン完走を目指してトレーニング中なんですが、昔から走ることが得意だったわけではありません。むしろ大嫌いで、苦手でした。子どものころのマラソン大会では、いつも最下位争いです。
そんな私が減量のためにランニングを始めたのは、一昨年の10月です。最初は1キロメートルも走れませんでした。だけど、継続は力なり。毎日少しずつ走っているうちに、だんだんと体も心肺能力も強くなって、今では、20キロを走れるようになりました。急に強くはなれません。薄い薄い皮を一枚ずつまとっていくような感じで、少しずつ少しずつ強くなっていくんです。
信仰の成長というのも、それと同じだと思います。毎日毎日の祈りと御言葉の積み重ね、毎週毎週の礼拝の積み重ねで、少しずつ少しずつ、しかし確実に、わたしたちの魂は聖く変えられていき、自分でも考えてもいなかったところまで引き上げられていくのです。
今、この放送をお聞きの方には、敬虔なクリスチャンに対する何らかの憧れを覚えている方も少なくないのではないかと思います。とてもあんな風にはなれない、と思うかもしれない。でも、神の恵みによって、私たちは、必ず聖く変えられていきます。
大事なことは、希望を持って、キリストのもとにとどまり続けることです。「わたしたちは、最初の確信を最後までしっかりと持ち続けるなら、キリストに連なる者となるのです。」(ヘブライ3:14)