リジョイス聖書日課

士師15章 ジャッカル三百匹とロバの骨

放送日
2025年6月11日(水)
お話し
禰津省一(熊本伝道所代理宣教教師)

6月11日(水) 士師15章

神はレヒのくぼんだ地を裂き、そこから水が湧き出るようにされた。彼はその水を飲んで元気を取り戻し、生き返った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』士師記 15章19節

サムソンは、妻の裏切りにより、獅子とハチミツの謎をペリシテ人に解かれてしまいました。怒ったサムソンはペリシテ人三十人を殺し、その後しばらくして、贈り物をもってティムナにいた妻を訪ねます。当時は、いわゆる通い婚であったようです。

 しかし、妻の父は娘をすでに他の男に嫁がせていました。サムソンは再び激怒します。今度は山犬や狼の仲間、ジャッカルを三百匹捕らえ、それぞれの尾を結び合わせて松明を取り付け、ペリシテ人の畑に送り込んだのです。収穫したばかりの麦はすべて焼けてしまいました。怪力サムソンの二度目のペリシテ攻撃です。

 ペリシテ人は、その報復としてサムソンの妻とその父を焼き殺し、さらにユダに向けて三千人の軍隊を送り込みました。恐れをなしたユダの人びとはサムソンを縄で縛り、ペリシテ人に引き渡します。

 ここから第三のサムソンの攻撃が始まります。主の霊を受けたサムソンはその縄を切り、ロバのあごの骨で千人を打ち殺してしまうのです。その後、サムソンは強烈な喉の渇きを覚えて捕らえられそうになります。サムソンが主に祈ると窪地が裂け、そこから泉が湧き出ました。彼はその水を飲んで元気を取り戻します。

 主イエスは、生きた水として聖霊を私たちに与えられます。

 【祈り】

 わたしが与える水は命に至る水、と言われた主イエスを信じます。