6月5日(木) 士師13章
主の御使いは、「なぜわたしの名を尋ねるのか。それは不思議と言う」と答えた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』士師記 13章18節
13章から16章は、ギデオンと並ぶ士師記の英雄サムソンの物語です。13章1節にこうあります。「イスラエルの人々は、またも主の目に悪とされることを行ったので、主は彼らを四十年間、ペリシテ人の手に渡された」。罪を悔い改めてはまた罪を犯し、神の怒りのもとに置かれる、また悔い改める。この士師記のパターンは、私たちの姿と重なります。
神はイスラエルを救うためにサムソンを立ててくださいました。サムソンはマノアの息子でした。マノアの妻は不妊の女で子を授かることがありませんでした。御使いが、まず妻に現れ、次にマノアに現れて、サムソンの誕生を告げました。「あなたは身ごもって男の子を産む。…彼は、ペリシテ人の手からイスラエルを解き放つ救いの先駆者となろう」(5節)。
御使いは、その子がナジル人として神にささげられていること、酒と汚れたものを食べず、その子の頭にかみそりを当ててはならないと告げました(民6章参照)。
マノアが御使いに名を尋ねると、答えがありました。「それは不思議と言う」。神は人知を超えるお方だという意味です。その神が、私たちの罪を赦し、命を与えるため独り子である主イエスを遣わしてくださいました。
【祈り】
神よ、あなたが成し遂げられた驚くべき救いの御業を感謝いたします。