長谷川はるひ(新潟教会牧師)
メッセージ:野ばらの花が一面に
いかがお過ごしですか。新潟教会牧師、長谷川はるひです。
イザヤ書35章1、2節をお読みいたします。「荒れ野よ、荒れ地よ、喜び躍れ 砂漠よ、喜び、花を咲かせよ 野ばらの花を一面に咲かせよ。花を咲かせ、大いに喜んで、声をあげよ。」
聖書が書かれたイスラエルの周辺には、砂漠や荒れ野があります。雨が降らない、草木もあまり育たない、砂と岩の荒れ野、荒れ地、砂漠。そこに花が咲く。野ばらの花が一面に咲く。これは、なんとういう喜びでしょう。そのような大きな喜びが、聖書には約束されています。
わたしたちが、毎日の生活を送る中で、心がすさんで荒れ野のようになることがあります。世の中の不条理であったり、不景気であったり、不運だと思うこともあれば、自己責任だと言われることもあります。心ない仕打ちにあったり、あり得ない状況に立たされたり、いきなりはしごを外されて、誰も味方になってくれない、自分の気持ちを誰からもわかってもらえない、ということもあるでしょう。
その荒れ野に、荒れ地に、砂漠に、「喜び踊れ」と、「喜び、花を咲かせよ」と、聖書は語ります。それは、「自分の力でなんとしろ」ということではありません。あなたの砂漠のような心に、野ばらの花を一面に咲かせる。そのために、あなたを救ってくださる方、イエス・キリストが世に来られたのです。
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