リジョイス聖書日課

ヨハネ17章20-26節 主イエスの執りなしの祈り

放送日
2025年6月1日(日)
お話し
橋谷英徳(関キリスト教会牧師)

6月1日(日) ヨハネ17章20-26節

「わたしは御名を彼らに知らせました。…わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」

日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書 17章26節

17章は、「ヨハネ福音書のゲツセマネの園の祈り」とも呼ばれる、主イエスが父なる神にささげられた祈りです。主イエスは、この祈りを終えられた後、捕らえられ、十字架にかけられます。主イエスはこの最後のときに、いったい何を祈られたのでしょうか。

 主イエスは、まずご自分の弟子たちのために祈られ、さらに続けて、20節からは、弟子たちの語る宣教の言葉によって主イエスを信じるようになる人びとのために祈られます。未来のすべてのキリスト者たち、つまり、この私たちのために!

 ここで主は「御名」を知らせたと言われ、これからも知らせると言われます。「御名」とは父なる神の御名のことです。これまでと同じように、これからも聖霊と御言葉によって語ってくださると言われているのです。

 主はどんなことを私たちに語ってくださるのでしょうか。「わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるため」だと、最後に言われます。主イエスは、ご自身が受け続けてこられた神の愛に、私たちもまた満たされることを何よりも願われます。私たちの内に聖霊において生き続けて御言葉によって神の愛を、新しく与え続けてくださいます。聖霊の導きを祈り求めつつ、今、御言葉に聞く私たちに、そのようにしてくださいます。

 【祈り】

 主イエスよ、あなたの愛と執りなしの恵みにただただ感謝します。