5月29日(木) 1テサロニケ4章
このようにして、わたしたちはいつまでも主と共にいることになります。ですから、今述べた言葉によって励まし合いなさい。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』テサロニケの信徒への手紙一 4章17〜18節
パウロの心配事は、テモテの吉報において喜びに変わりました。その際、テサロニケの教会からパウロに対していくつかの質問がありました。一つは主イエスの再臨の時期についてであり、もう一つはすでに世を去ったクリスチャンは再臨にあずかれないのではないか、という質問でした。そこでパウロは主イエスの再臨による終わりの日について教えます。
終わりの時、合図の号令がかかり、大天使の声が聞こえて、神のラッパが鳴り響くと、主ご自身が天から降って来られます。すると、キリストに結ばれて死んだ人たちがまず最初に復活し、それから私たち生き残っている者が空中で主と出会うために、彼らと一緒に引き上げられます。そして、私たちはいつまでも主と共にいることになると、パウロは教えます(16、17節)。
私たちの主イエスは必ずこの地上に再び来られ、私たちは雲に包まれて引き上げられ、いつまでも主と共にいるものとされます。ここに希望があります。私たちの真の希望は、いつまでも主と共にいること、顔と顔を合わせて主と共にいることです。この希望を胸に刻んで、互いに励まし合うようにとパウロは教えます。この励ましこそが、私たちにとって真の励ましとなるのです。
【祈り】
主よ、どうか、私たちが真の励ましを覚え、互いに励まし合えますように。アーメン