あさのことば

イエスは真の人

放送日
2025年5月18日(日)
お話し
中山仰(花見川キリスト教会牧師)

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

メッセージ:イエスは真の人


 おはようございます。花見川キリスト教会の牧師、中山仰です。
 聖書によると、イエス・キリストは「真の神」であるのに、私たちの救いのために「真の人」になってくださった、ということを教えています。どうしてそんなことがあり得るのでしょうか。

 小さな子たちは、一般に、虫の好きな子が多いですよね。そこへいくと、お母さんたちは、虫が苦手な方が多いことでしょう。虫が出てきたら、殺虫剤を蒔いたり、薬を入れた食べ物を用意します。虫好きな子どもたちは、虫を守りたいもので、虫が出ると、お母さんが来ないうちに逃げるように願ったり、薬の入った餌に近づくことがないように餌をどけたり、隠したりするのではないでしょうか。

 それでも虫は、かなりの数が殺されてしまいます。虫に教えたくても、言葉が通じません。カブト虫やクワガタ虫など大型の虫だったら、薬の入っている餌を教えたくても、時には、近づいたら逃げてしまうでしょう。
 
 私が完全に虫になってしまうと、私自身が判断できずに、薬の入った餌を食べてしまうことすらあります。ですから、虫を救うためには、完全な人間のままで、完全に虫になる以外はありません。虫の言葉が通じないからです。

 もうお分かりいただけることでしょう。人間の救いのためには、神は、神のままで完全な人とならなければなりませんでした。そこで神は、独り子であるイエスを、私たちの救いのために、真の神であるまま完全な人として、私たちのもとへ送ってくださったのです。

 それは、神が私たちにもたらされた愛です。ヨハネによる福音書3章16節に、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」とありますが、そのとおりです。

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