リジョイス聖書日課

箴言14章 主を畏れるところに避けどころあり

放送日
2025年5月10日(土)
お話し
望月 信(多治見教会牧師)

5月10日(土) 箴言14章

主を畏れれば頼るべき砦を得、子らのためには避けどころを得る。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』箴言14章26節

箴言14章は、「知恵ある人」「思慮深い人」と「無知な者」「愚か者」を対比し、知恵を求めて生きることへと私たちを招いています。その知恵とは、「主を畏れることは知恵の初め」(1章7節)と言われている、主を畏れ敬うことを知る知恵です。

 「知恵ある女は家庭を築く。無知な女は自分の手でそれをこわす」(14章1節)とあるように、主を知る知恵は建て上げますが、主を知ることがないならば破壊するに至ります。私たちは目標を立てて思い巡らし、計画します。しかし、いろいろな意見が出て一致できず、対立と分裂に終わることがあるのです。「人間の前途がまっすぐなようでも、果ては死への道となることがある」(12節)。心に留めるべき御言葉です。自分の計画が本当に主のご計画なのか、人間の計画に過ぎないのか、自らを省みることが求められています。

 「主を畏れれば頼るべき砦を得、子らのためには避けどころを得る」。真の知恵は、主を畏れ敬うところにあります。主を畏れ敬うところで、短気になることなく互いに耳を傾けることができます。一致が失われるようなときにも、主を畏れることに立つならば、互いに和解し、受け入れ合うことへと導かれます。主を畏れるところに、嵐のときの砦があり、避けどころ、逃れ場があります。

 【祈り】

 主よ、あなたを畏れることを知る知恵で私たちを満たしてください。

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