リジョイス聖書日課

詩編77編 主の御業を思いめぐらし助けを求める

放送日
2025年3月22日(土)
お話し
遠山 信和

3月22日(土) 詩編77編

わたしは主の御業を思い続け
…あなたの働きをひとつひとつ口ずさみながら
あなたの御業を思いめぐらします。(詩編77:12-13)

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編77編12〜13節

詩編77編には、試練と苦悩の中で、主が祈りを聞いてくださらないという自分の思いと、主は必ず祈りを聞いてくださるお方であるという信仰の思いとの二つの間で葛藤する、詩人の姿が示されています。

 一方で、詩人は「主の慈しみは永遠に失われたのであろうか」(9節)と嘆きます。バビロン捕囚という神の裁きがイスラエルの民に与えられて、神はご自分の民を完全に捨ててしまわれたという思いが詩人を圧倒します。しかし、もう一方で、詩人は、いや決してそうではないと思いめぐらします。「わたしは主の御業を思い続け、…あなたの働きをひとつひとつ口ずさみながら、あなたの御業を思いめぐらします」。神はイスラエルの民をエジプトの圧政と奴隷の苦しみの中から救い出してくださったではないか。その歴史的な事実を思い起こして、詩人は、信仰の確信をもって主に依り頼み、助けを求めるのです。「神に向かってわたしは声をあげ、助けを求めて叫びます」(2節)。

 主なる神は、今や御子イエス・キリストを遣わして、私たちを罪の奴隷から贖い出し、解き放ってくださいました。私たちは、キリストの十字架の御業を思いめぐらします。主なる神は、今も私たちを力強く助け出してくださる、救いの神であられます。

 【祈り】

 苦難の中にあるとき、あなたの御手に依り頼み、あなたの救いを待ち望む者とならせてください。