あさのことば

続・旧約聖書の女性たち モーセの姉ミリアム

放送日
2025年3月17日(月)
お話し
牧野信成(長野まきば教会)

牧野信成(長野まきば教会)

メッセージ:続・旧約聖書の女性たち モーセの姉ミリアム


 おはようございます。長野まきば教会の牧野信成です。
 モーセの姉「ミリアム」の話をしましょう。

 ミリアムは、モーセがナイル川に流されてファラオの娘に拾われたとき、機転を利かせて、実の母親を乳母に紹介した賢い女性です(出エジプト2:7参照)。また、エジプトを出る時、小太鼓を手に取って、民の先頭で「海の歌」を歌い踊ったのも、彼女でした(出エジプト15:20参照)。ミリアムは、アロンとモーセの姉であり、荒れ野の旅を続けながらイスラエルを導くチームリーダーでした。

 ある時、ミリアムとアロンは、弟のモーセに対する批判を始めた、と民数記12章にあります。妻が異邦人であることを咎めたのです。しかし、「主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか。」(民数記12:2)とも訴えていますので、批判の背景に、神の言葉を語るモーセの権威についての不平があったとわかります。

 アロンは祭司ですし、ミリアムは預言者ですから、神の言葉を告げる役割としての十分な資格を持っていることは、理解できます。どうしてモーセだけがひいきされるのか。しかし、これに対する神の答えは断固としていて、ミリアムもアロンも、つまり預言者も祭司も、神の口として特別に召されたモーセの語る神の言葉には、服従しなければならない、と告げられます。

 ミリアムは、神から咎められ、重い皮膚病に罹る罰を受けましたが、モーセの執り成しによって、一週間の隔離の後、病を癒していただきました。性別のいかんにかかわらず、才能に溢れ、勇気があり、影響力のあるリーダーが、真摯に「聖書の権威」に従いつつ、信仰の仲間とどう信頼関係を築くのか、問われているのかもしれません。

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