草野誠(湖北台教会牧師)
メッセージ:絶望の淵に主が来られる
おはようございます。湖北台教会の草野です。
今の自分は、かつて自分が思い描いたとおりだ、という人は、ほとんどおられないでしょう。様々に自分の限界を知り、機会に恵まれず、妥協しながら歩んできて、今の自分がある、と思われるかもしれません。旧約聖書に出てくる預言者エゼキエルも、そんな一人でした。
彼は、祭司の子として生まれ、やがて祭司となるべく育ってきました。彼自身、そのようになると思って、努力してきたにちがいありません。しかし、まさに神殿に正式に祭司として仕えることになる30歳を目の前にして、彼は、突然のバビロン捕囚によって捕らえられ、エルサレム神殿とは遠く離れたカルデアに連れてこられたのでした。
彼は、慣れ親しんだ場所から切り離され、祭司となる希望も打ち砕かれて、それまでの知識も経験もいかすことができない仕事に、身を削っていたのでした。しかし、そんな彼のところに、主ご自身が現れてくださるところから、エゼキエル書は始まるのです。
私たちも、自分の思いとは違って、希望を失う時があるかもしれませんが、そんな時にこそ、神さまが与えてくださる希望があることに、目を留めていきたいと願います。主が、今日も皆さまに御心を示し、希望と力を与えてくださいますように祈っています。
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【締切】2月22日
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