大宮季三(横浜中央教会牧師)
メッセージ: クリスマス~アフター・クリスマス
おはようございます。横浜中央教会の大宮季三です。
今日は、イエス・キリストの誕生の少し後、イエス・キリストが、両親と共に神殿に行った時のことについてお話をします。
この時、高齢者と思われる「シメオン」という人が登場します。シメオンは、幼いイエス・キリストを抱っこし、「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」(ルカ2:29-30)と言います。
シメオンは、イエス・キリストが幼い姿であるにも関わらず、その姿を見て、「救い主だ」ということを悟ることができました。シメオンは、地上の生涯の最後に、神様からの救いを示されました。
まもなく、2024年が終わろうとしています。新しい年を迎えれば、「おめでとうございます」と互いに挨拶を交わし、新鮮な気持ちになります。しかし、新しい年になったからと言って、すべてが新しくなるわけではありません。抱えている問題が、新年と同時にリセットされたり、すべて良い方向に動くわけではありません。変わらない現実が多くあります。
聖書は、「地上での命がすべてではない」と語ります。そして、十字架にかかって死なれたイエス・キリストを自分の救い主として信じるならば、あなたの罪は赦され、神の国に生きることができると告げています。
いろんな後悔や痛みを抱えていたとしても、イエス・キリストという救い主を見て、この一年を、そして、この地上の生涯を終えることができるなら、それ以上に幸いなことはありません。