大宮季三(横浜中央教会牧師)
メッセージ: クリスマス~東の国の学者
おはようございます。横浜中央教会の大宮季三です。
クリスマスとは、救い主イエス・キリストの誕生を祝う日ですが、マタイによる福音書において、最初にイエス・キリストを祝ったのは、「東の方」からやってきた「占星術の学者たち」でした(ルカ2:2-12参照)。「東の方」という非常にアバウトな場所ですが、それは、地名をあげてもピンとこない、それほどに、聖書の中心的な場所からは遠い場所にいた人たちだったと考えられます。
そして彼らは、「占星術の学者たち」でした。「コテコテ大阪弁訳聖書」というのがあるのですが、そこでは、「星占いをするおっちゃんたち」と訳しています。彼らは、占いや魔術などをなりわいとしていた人たちのようです。彼らは、距離的にも、肩書き的にも、聖書の神様からはほど遠い存在である「東の国の学者たち」でした。そんな彼らが、イエス・キリストを拝み、イエス・キリストに宝を捧げました。
私たちもまた、聖書の神様からはほど遠い存在です。今、この放送をお聞きになっている方で、「聖書を読んだことはない」、「キリスト教会に行ったことはない」という方がいらっしゃるかもしれません。しかし、どれほど遠い存在であっても、神様にとっては、それは大きな距離ではありません。
東の占星術の学者たちは、星を目印に、イエス・キリストのもとに辿り着きました。今日、大きな目立つ星は出ていないかもしれません。しかし、神様は聖書の言葉を通して、あなたが、イエス・キリストのもとに辿り着くようにと導いておられます。
自分の大切な宝物を超えるクリスマスプレゼントが、救い主イエス・キリストです。