あさのことば

神様の忍耐

放送日
2024年12月19日(木)
お話し
小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)

小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)

メッセージ: 神様の忍耐

いかがお過ごしでいらっしゃいますか。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。

「待つ」ことに関することわざを聞いたことはありますか。例えば、「待てば海路の日和あり」…これは、今は天候不順だけれど、そのうち船出に適した日和もやって来る、待っていれば、チャンスは巡ってきますよ、という意味です。「果報は寝て待て」…これは、幸福の訪れは、人間の力ではどうすることもできないから、焦らずに時機を待ちなさい、という意味です。

昔から多くの人が、チャンスや時は、人間の力の及ばないところから来るのだと、実感しながら生きてきたのでしょう。人生には、待つことが不可欠なのだと教えられます。

それにしても、イエス様がお生まれになった最初のクリスマスから、早や2千年、「イエスは…またおいでになる」(使徒1:11)という約束は、いつ実現するのでしょうか。その時は、誰にも知らされていません。ただ神様だけがご存知のトップシークレットです。

けれども、なぜこんなにも時間がかかっているのか、その理由を、神様は教えてくださっています。「ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。」(2ペトロ3:9)

神様が忍耐強く私達を待っていてくださる時間、それが、今なのです。「神は、その独り子(イエス)をお与えになったほどに、世(私達)を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)

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