あさのことば

たった一人での伝道

放送日
2023年5月1日(月)
お話し
小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ: たった一人での伝道

 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
 イエス様は、最初、たった一人でキリスト教を伝え始めました。後に、イエス様が、12人の人を選び、弟子として教育して派遣されますが、それまでは、お一人だけでの働きです。

 確かに、イエス様には、父なる神様と聖霊なる神様の支援がありました。けれども、実際の具体的な働きとして、イエス様は、ただお一人でユダヤの諸会堂に行かれて、旧約聖書を朗読して、解説されました。そして、ご自身によって、旧約聖書の預言は実現した、と語り続けました。そのイエス様お一人から始まったキリスト教は、今、全世界の人口の3分の1にまで拡大しています。世界の人口が80億人になりました。その人口の3分の1は、約26億6千万人です。

 どうして、こんなに世界中に増えたのでしょうか。それは、イエス様の語った福音が真理であり、人々の心を捕らえたからです。イエス様は、貧しい人に福音を告げ知らせるために来られました。貧しい人と言われている人は、金持ちではない人という程度ではなく、戦争で負けて、家も畑も何もかも焼き尽くされて、家族も失い、捕虜とされ、奴隷とされた人を意味しています。負けた人です。

 わたしたちは、負けないで生きていきたいと思っています。けれども、負けてしまうことがあります。詰んだ、終わった、もう駄目だとなるかもしれません。けれども負けた人を助けるために、イエス様は来られました。負けるのは不本意で、辛く悲しいことですが、負けても助け出されます。わたしたちを負かした敵を、イエス様が打ち破り、わたしたちに勝利を与えてくださいます。そのために、イエス様は来られました。負けないことも大切ですが、負けても救いの道があることを知ることは、もっと大切です。それは、イエス様を信ずる道です。

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