小宮山裕一（綱島教会牧師）
メッセージ： 時間とお金と命〜時間を造られたお方
どうもみなさん、ごきげんいかがですか。横浜市港北区にあります綱島教会で牧師をしております、小宮山裕一です。
「TIME」というアメリカ映画を見たのをきっかけに、時間とお金の使い方が、命の使い方ではないかと考えるようになりました。私たちの人生において、時間とお金は切っても切り離せません。
時間とは、考えてみれば不思議なものです。目には見えないのですが、確かに存在していて、私たちもまた、時間の中に置かれています。そして、この時間は、すべての人にとって平等です。それなのに、興味深いことに、ある人にとっては一日は長く、ある人にとっては一日は短く感じます。時間とは、どこかとらえにくいものなのです。
この時間ですが、聖書によれば、神がお造りになったものです。それまでに時間はありませんでしたが、神が、この世界をお造りになったときに、時間をもお造りになり、そして、この世界で生きるものが、時間の中で生きるようにしたのです。
時間の中に置かれるということは、私たちは、限りのある存在ということです。時間に支配されないのは、神、ただお一人です。神は、時間を超えたところにおられます。しかし、人間は、時間の中で生きています。この時間は、神から与えられた貴いプレゼントといっても良いでしょう。
時間は神があたえてくださったものだから大切にしましょう、というつもりはありません。そうではなく、時間をあたえてくださった神に感謝して、時を過ごす。これが、時間の中に生きる私たちにとって、大切なことではないでしょうか。