辻幸宏(大宮教会牧師)
メッセージ: 殺してはならない(第六戒)
おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。大宮教会牧師の辻幸宏です。
聖書に記されている十戒には、10の言葉が記されています。6番目の言葉は「殺してはならない」(出エジプト20:13)です。人を殺した場合、殺人罪で逮捕されます。人を傷付ける場合でも、逮捕されます。「そのようなこと、わたしはしない」と多くの人たちが思っていることかと思います。
しかし神さまには、私たちの行いばかりか、口から発する言葉、そして、心の中のすべてが明らかです。つまり、私たちが「あの人、嫌だな。いない方が良い」と思う時、その人を殺したのと同じ罪になります。
つまり、「自分では人を殺さないし、傷つけたりしない」と思っている人であっても、口で悪口を言ったり、心の中で「あんな人、いない方が良い」と思う時、私たちは、その人を殺したのと同じ罪を犯しているのだと、聖書は私たちに語りかけます。
そうであるならば、私たちはだれも「自分は正しい、罪がない」とは言えません。自分自身の罪、弱さを受け入れる人を、神さまは喜んでくださいます。