大木信（西鎌倉教会牧師）
メッセージ： 神へと戻ろう
おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
これまで一度も他人に悪口を言ったことがない、他人のことを悪く思ったことがない方はおられるでしょうか。またテレビのニュースを見ていて、「今日は悪いニュースは一つもなかった」と言える日は一日でもあるでしょうか。いつもどこかで人と人が憎み合い、殺し合っています。いつもどこかで戦争があります。
心の内を自ら律するのは本当に難しいものです。自分がまるで神のようになる。そしてある時は他人を羨ましく、ねたましく思う。またある時は他人と争い、憎む心というものがふつふつと湧き出たりもします。さらにこの人間の尽きない欲望に振り回されて、自然は、空も山も海も、そこに住む動物や植物も、傷つき、よごれ、うめいています。
しかし神は、元々どんな人の心にも「神を思う心」を与えておられました。世界を見渡し自然を見て、これをお造りになった神はなんと素晴らしいことか、と思う心が私たちに備わっていました。
いつから人は、神を畏れず、神に感謝しなくなったのでしょうか。自分を神とし、神のように他者を憎むようになったのでしょうか。元々備えられていた姿、神を思い、神を喜ぶ私たちに戻りたいと思います。