あさのことば

厳しい祈り

放送日
2017年12月22日(金)
お話し
玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

メッセージ: 厳しい祈り

 ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宜行です。

 主イエスの弟子にパウロという人がいました。彼はある病気を持っていました。パウロはこの苦しみから逃れるために、何度も主イエスに祈りました。その時主イエスから祈りの答えをいただいたのです。「わたしの恵みはあなたに十分である。」と。
 もしこの答えを私たちが受け取ったならば、大変厳しく辛い答えだと感じます。苦しみを取り去ってくださいとの祈りに対して、主イエスの答えは「あなたは今十分に恵まれている。」だったからです。

 私たちもまた、様々な苦しみに襲われます。そしてその苦しみが長くなる時、私たちは何度も何度も祈ります。そして聞き上げられない時、祈る熱心が衰えていくのです。苦しみを前にして、聞き届けられない現実を前にして、心が折れてきます。しかしパウロは続けて語っています。「キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。」と。

 自分の祈りが聞き届けられない時、私たちはその現実の前に心が折れるのです。しかし自分の弱さを痛感し、自分の中には何もないことを知る時、そこにはその弱さを補って余りある、神であるキリストの力が十分に働くのです。祈りが聞き上げられない時、心が折れる時、既にあなたにはキリストの偉大な力が働いています。この力を信じて、弱さの中にあってもキリストにしがみつき、祈り続けてください。あなたに相応しい道を示してくださいます。

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