木村香(川越教会牧師)
メッセージ: クリスマスの不思議(3)
いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。
クリスマスの不思議はまだ続きます。
イエス様の誕生を天使に教えられた羊飼いたちが、イエス様を探しに行きました。教会は彼らが赤ちゃんを礼拝しに行ったと考えています。
この時代の羊飼いは例外なく貧しかったといいます。自分の羊であれ、人からあずかったものであれ、大事な大事な羊です。真夜中のことですから、羊を連れて赤ちゃんを探しに行ったとは考えられません。狼が来るかも知れない、盗人が来るかも知れない、大事な羊をおいていけない。にもかかわらず、彼らは行くのです。
なぜですか、神様からのお告げがあったからです。素直に従ったのです。
イエス様の家族、羊飼い、初めてのクリスマスを取り巻いているのはこうした不思議です。いや、ここにあるのは神様の御言葉の不思議です。
主役はマリヤさんではない、ヨセフさんや羊飼いでもありません。「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」(ルカ2:11・口語訳)と聖書に書かれているお方、イエス様です。
実はこのことがわたしたちと大いに関係があるのです。
神様が、「クリスマスにあなた方のために救い主が生まれた」と言われるのです。クリスマスのもう一人の大事な主役が、あなただ、と神様が言われる。これがクリスマスの一番大きな不思議ではないでしょうか。
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