櫻井良一(東川口教会牧師)
メッセージ: 自分にできることをすればいい
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
インドの貧しい人々のために働き、ノーベル賞まで受けたマザー・テレサのことをあなたもたぶんご存知であると思います。そのマザー・テレサの元に彼女の映画を撮ろうとしてやって来た人たちがいました。あるとき、その人たちは自分たちの能力を超えるような難題にぶつかりました。「こうすることができれば、自分たちは人々からすばらしい評価を受けることができる。しかし、今の自分たちにはそれをする力がない、どうしたらよいのか」。そんな葛藤を繰り返す人たちにマザー・テレサはこう答えました。「どうしてあなたたちは自分にできないことをしようとして悩んでいるのか。神様はわたしたちにできることしか望んでおられない」。
イエス様は神様がわたしたちに求められているすべて要求を、ご自身で代わって担うためにこの地上に来て下さいました。そしてわたしたちに「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい」と招いてくださっているのです。
マザー・テレサが「自分にできることをすればよい」と簡単に答えることができたのは、彼女がわたしたちの人生の重荷の一切を代って引き受けてくださったイエス様を知っていたからだと言えるのです。
聖書の言葉
「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」マタイによる福音書11章29節から30節です。
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