あさのことば

安息に入る

放送日
2013年4月16日(火)
お話し
杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: 安息に入る

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
 皆様は安息という言葉を聞かれてどのように感じられるでしょうか。ほっとする、肩の力を抜く、様々なイメージがあるかもしれません。

 聖書では、その初めから安息という言葉が創造という言葉とともに用いられております。何かを作り出すことと、その手を止めて安息することはどちらも神様において見られたことでした。神様が手を止めて休むというのは、人間に例えた言い方かもしれません。けれども、確かに神様はご自身の仕事を休んでその仕事を確かめることをされました。そして、世界をとても良いものであるといって喜ばれました。安息という言葉には、ゆっくりと仕事を振り返って喜ぶことも含まれているかもしれません。

 新約聖書のヘブライ人への手紙に「安息日の休みが神の民に残されているのです」(4:9)とあります。神様は人間に休みを用意して下さっているということです。そしてこのような休みに与るものは、神様が休んだように自分の業を休むといいます。わたしたちは、日ごろ休むことなく、自分にとって良いことを追い求め、自分にとって少しでも有利なことをしようと休むことを知りません。けれども、そのようなわたしたちの日常には、ひょっして安息が無いのではないでしょうか。心から安息することが無いのではないでしょうか。しかし聖書は、自分を離れて神様が用意してくださった休みに入るようにとわたしたちを招いております。

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