あさのことば

愛には偽りがあってはならない

放送日
2012年2月27日(月)
お話し
小堀昇(いずみ教会牧師)

小堀昇(いずみ教会牧師)

メッセージ: 愛には偽りがあってはならない

 お元気にお過ごしですか。わたしは今週一週間この番組を担当させて頂きます、横浜市旭区にあります、いずみ教会の小堀昇と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

 ローマ人への手紙12章9節で、「愛には偽りがあってはなりません」。そういう御言葉があります。直訳すれば、「愛には偽善があってはなりません」ということです。一見、消極的な言い方です。しかし、実はこの御言葉こそ、わたし達の心の中にある愛とは何か、そのことを深く教えてくれている御言葉なのです。

 人間の愛には限界があります。何故ならば、私達は偽って、人を愛する振りをすることができるからです。この「偽り」と訳されております御言葉は、「仮面」とも「演技」とも訳せます。つまり自分の顔に仮面をつけて、本心を隠して愛している振りをするんです。本心を隠して「演技」をするんです。ですから、顔と心が全く相反しているんです。

 聖書に、イエスとファリサイ派、律法学者との対立が色々出てきますけれども、結局イエスが問題にされたのは、彼らの「偽善」でした。そして、彼らはイエスによってこの「偽善」を暴かれて、イエスを十字架につけてしまったのです。「人類の歴史の中で、唯一人偽善の愛から自由だった者が、偽善の愛から逃れられなくなっている者によって殺されたのだ」。ある聖書学者は言っています。
 イエスこそ、まことの愛に満ちたお方。イエスこそ、わたしたちを偽善の愛から救い、罪から救い、永遠の命をあなたに与えてくださるお方です。どうぞあなたもこのイエスを信じて、永遠の命を得て下さい。それではまた、御機嫌よう。

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