櫻井良一(東川口教会牧師)
メッセージ: 「霊の剣」である神のみ言葉
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
聖書の登場する悪魔はホラー映画に登場するような奇妙で恐ろしい姿をしているわけではありません。聖書の悪魔はより巧妙で、わたしたちの生活の中に、わたしたちが気付かれないようにと働きかけます。はっきりしているのは、悪魔はいつもわたしたち人間と神様との関係を引き離し、それを破壊しようとするのです。
イエス・キリストもその生涯の中でこの悪魔の誘惑を何度も受けられました。有名なのは「荒れ野の誘惑」という出来事です。そこで、悪魔はイエスと父なる神との関係を破壊しようと巧妙に誘惑します。ところが不思議なことに、イエスはこの悪魔との戦いで神の御子として自分が持っている力を使うことがありませんでした。イエスは悪魔の働きかけの一つ一つに聖書のみ言葉を持って答えたのです。だから、悪魔はイエスに指一本も触れることが出来ずに、逃げ去って行くしかありませんでした。
聖書は他の箇所で、神様のみ言葉こそ私たちが悪魔との戦いに勝利するために与えられた「霊の剣」のようなものだと言っています。ですから、わたしたちがいつも神様のみ言葉を受け入れ、それを信じて歩むなら、悪魔も、またすべての悪の力も、わたしたちは恐れる必要がないのです。
聖書のことば
「なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉をとりなさい。」エフェソの信徒への手紙6章16節から17節です。
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