あさのことば

生きている神

放送日
2011年8月2日(火)
お話し
川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 生きている神

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 キリスト教では、神様のことを「生ける神」、生きている神、と呼びます。これは一つには神様は作り物ではなくて、命があるという意味です。しかし、それだけではありません。生きているというのは働きかけるという意味もあります。神様は、どこか遠いところで、知らないところで、生きている、私たちと関係ないというのではありません。
 私たち人間に語りかけてこられる、働きかけてこられる、だから、生ける神と呼ぶのです。

 聖書は、そのように神様が人間に語りかけ、働きかけてきた出来事が色々と記されています。色々な時に、色々な方法で、神様は人間に語りかけ、働きかけてこられました。人間の側は、語りかけ、働きかける神様を無視したり、逆らったりすることが多かったのです。それでも神様は、なおも語りかけ、働きかけ続けてくださっていました。旧約聖書はそういう歴史を記しているともいえます。そして、新約聖書になると、ついにはイエス・キリストを地上に遣わすという形で、人間に働きかけ、語りかけられました。

 私たちは、聖書を通して、イエス・キリストを知るときに確かに神様は生きて私たちに働きかけてくださっている、ということを知ることができます。神様は、今も一人一人に語りかけておられます。神様を無視する人、逆らう人、罪人、どんな人にも神様は語りかけておられます。聖書を通して、先に神様を信じた人々を通して、あるいは様々な出来事を通して、語りかけ続けておられるのです。神様は、生ける神様です。

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