あさのことば

見えないものに目を注ぐ

放送日
2010年4月15日(木)
お話し
木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

メッセージ: 見えないものに目を注ぐ

 ご機嫌いかがですか?上福岡教会の木村恭子です。
 ふだん私たちは目で見、耳で聞き、手で触り、肌で感じて物事を認識します。ですから、見えるもの、手で触(さわ)れるものは確かなもののように思っています。

 ですが、新約聖書の中でパウロという人はこのように言っています。
「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」コリントの信徒への手紙二 4章18節です。

 「見えるものは過ぎ去る」。そういわれてみれば、今、私たちが目で見ているもの、触って確認できるものはみんな、やがてなくなってしまうものばかりです。愛する家族も、ペットも、美しく咲く花も、そして私自身でさえ。そう、今私たちが目で見ているものは皆、いつか過ぎ去って消えてしまうものなのです。
 パウロは、「見えるものではなく、見えないものに目を注ぐ」、注意を払う、と言います。聖書は、目に見えないけれども確かに存在する神様を教えています。その神様が聖書を通して私たちに今も語っておられ、存在を示しておられます。イエス・キリストを通して私たちに愛を注ぎ続けておられます。目に見えないけれども確かに存在する方、存在し続ける方、その方にあなたも目を向けてみませんか。

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