今井献(東京教会牧師)
メッセージ: 「主と共に」
いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
新約聖書テサロニケの信徒への手紙一の4章15節以下に、主イエス・キリストが天から再びおいでになることと、そのときわたしたちの救いが完成することとが教えられています。救いの完成について17節は「いつまでも主と共にいることになります」と簡潔に書いています。
主と共にいることがどうして救いの完成になのだろうかと思う方がおられるかもしれません。主イエスはご自身について「わたしは復活であり、命である」とおっしゃいました。聖書が約束する永遠の命とは、死から甦った主イエス・キリストご自身のことです。それゆえ、教会では主イエスを礼拝して永遠の命を喜びます。洗礼式や聖餐式という聖なる儀式は、わたしたちがキリストと一体にされたことを保証するものです。また、教会役員は、キリストにある聖なる交わりが教会において実現するために立てられています。このようにあらゆることがキリストと一つあることを目指しています。今は主イエスの御顔を直接仰ぎ、声を聞いて養っていただくのではなく、牧師による礼拝、礼典儀式、役員による政治と訓練を通して結ぶイエスとの間接的な関係です。しかし、定められたときキリストが再臨し、キリストのいるところにわたしたちは引き上げられ、顔と顔とをあわせて主を仰ぎ、主の御声を直接聞き、言葉に表せない喜びに満たされます。こうして永遠の命を完全に我がものとします。どうか主イエスを信じて地上の教会に連なってください。今はまだ未完成であっても、来るべきとき、永遠の命が教会に満ち溢れます。
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