あさのことば

「本当に重要なもの」

放送日
2006年3月14日(火)
お話し
鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 「本当に重要なもの」

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今朝の聖書の言葉はフィリピの信徒への手紙1章9節にある、使徒パウロの祈りです。

 「わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。」

 パウロはフィリピ教会を愛していました。見知らぬ土地に行き苦労して建てた教会だったからです。このような場合、創設者として敬意を示してほしいと思うのが人情ではないかと思います。ところが、パウロの祈りは、自分のことなどどこにもなく、ただフィリピ教会が成熟し自立することの願いでした。実にすがすがしい祈りではないでしょうか。

 人に敬意を払われたい、評価してもらいたいと思うのは、自分に自信がなく自立していない時です。しかしパウロは、自分を自立へと確かに導いてくれる「本当に重要なもの」を知っていました。それはキリストの愛であり、ますます豊かに注がれていました。だから、不安がなく、人の評価など気にならない。そして愛するフィリピ教会のためには、私のことなどよりぜひこのキリストの愛を知って自立し成熟してほしいと、ひたすら祈ったのでした。

 キリストの愛こそ、私たちにとって「本当に重要なもの」です。このことさえ見抜くことができれば、誰でもすがすがしく生きることができます。

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