あさのことば

「光に変わる老い」

放送日
2005年10月20日(金)
お話し
立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: 「光に変わる老い」

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。

 サザエさんのマンガでは、サザエさんは一体何歳なのでしょうか。このマンガが始まったのは私が生まれた年、昭和24年ですからもう56年もたつのですね。私は今月誕生日がきて56歳です。それならサザエさんはもう80歳近くなっているはずです。

 映画の世界でも同じことが起こります。スクリーンで美しかった女優ほど、人前に姿を現すのを嫌がります。現実の姿とのギャップがあまりにも大き過ぎるからです。私たちは誰でも年を取り老いていきます。けれども「老いの坂をのぼりゆき、かしらの雪つもるとも、変わらぬわが愛におり、安けくあれ、わが民よ」と言ってくださる方がおられます。復活のキリストは老いることがありません。

 誰かが言っていました。「天国って老人ばかりがいるのかしら」。そんなことはありません。天国には、誰もが完成された姿になっています。赤ちゃんの時死んだ子供はどんな姿になっているのでしょうか。それは分かりません。人間の常識で分かるはずがないからです。でもパウロは大きなヒントを与えています。「キリストは私たちの卑しい体を、ご自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださる」。

 この栄光ある体とは、地上を歩かれた時のイエスの体ではなく、復活された後のキリストの体です。それを見たパウロはこう言いました。「私は天からの光を見たのです。それは太陽よりも明るく輝いて、周りを照らしました」。パウロはこの光を見て目が見えなくなってしまいました。それほどまぶしかったのです。

 これが復活されたイエスの姿でした。私たちもこの光り輝く姿に変わるのです。

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