聖なる者となることを切望される主 | レビ記 19章

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レビ記 19章

あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 19章2節

聖なる者となることを切望される主

神は、その聖さをご自分の民に求められます。この教えは、モーセや共同体が生み出したのではなく、聖なる神ご自身から発せられたのです。もし、戒めや命令が神に由来しないなら、「聖なる者となる」動機と目標は定まらず逸れてしまうでしょう。

だから、民の心に刻み込むように、「わたしは主である」「わたしはあなたたちの神、主である」という言葉が、前の章も含めて約20回も繰り返されるのです。子どもに教え込むように、何度もご自分を啓き示してくださるのです。そして、神と共にいることのできる道を教えられます。

私たちは罪深く、罪ゆえに弱いかもしれません。しかし、じわりじわりと蝕んでくる、まことの神を神と認めない世俗的な考えや慣習を、軽く考えて、罪と妥協してはなりません。

「聖なる方に倣って、あなたがた自身も生活のすべての面で聖なる者となりなさい。…この地上に仮住まいする間、その方を畏れて生活すべきです。…あなたがたが先祖伝来のむなしい生活から贖われたのは、金や銀のような朽ち果てるものにはよらず、きずや汚れのない小羊のようなキリストの尊い血によるのです」(1ペト1章15~19)。

【祈り】

罪深い私どもに、恵みの約束を誠実に果たしてくださる主なる神の御名を崇め、その憐れみに心から感謝いたします。

小川 洋(高松教会)