信仰の成長と主イエスのテスト | ヨハネによる福音書 6章1-15節

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ヨハネによる福音書 6章1-15節

さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 6章11節

信仰の成長と主イエスのテスト

主イエスは、私たちの信仰を成長させるために試みること、つまりテストをなさいます。そして、「主イエスならできます」、という信仰へますます深められるように導かれます。

あるとき、男だけで五千人の大勢の人たちが主イエスのもとに集まってきました。やがて、主イエスは弟子のフィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と言われました。フィリポは、あまりにも多くのパンを買うためのお金を気にしていました。

ここで、主イエスが期待された答えは、「主よ、あなたなら彼らを養うことができます」でしょう。素晴らしい導き手は、導かれる者を成長させます。水をぶどう酒に変えた主イエスを見ていたのだから思い出せばいいのです。五つのパンと二匹の魚というわずかの食料を持ってきた少年の姿を通して、主イエスを信頼するメッセージを私たちに伝えています。こうして、人びとは主イエスを通して、欲しいだけ食べることができたのです。

確かに、難しいことを自分たちの力だけで解決できてしまう人たちもいるでしょう。しかし、むしろ主イエスに信頼するとき、はるかに知恵に満ちた仕方で解決でき、主イエスをほめたたえることになるでしょう。

【祈り】

主イエスの力を、ますます信頼して信仰を深めることができますように。

酒井 啓介(坂戸教会)