出エジプト記 38章
その祭壇の四隅にそれぞれ角を作って、祭壇から生えているようにし、全体を青銅で覆った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 38章2節
命の中心と人生の風景を思い描く
赤石 純也(伊丹教会)
その祭壇の四隅にそれぞれ角を作って、祭壇から生えているようにし、全体を青銅で覆った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 38章2節
赤石 純也(伊丹教会)
2024年6月の聖書日課をまとめて表示します。
「出エジプト記」の聖書日課をまとめて表示します。
赤石 純也が担当した聖書日課をまとめて表示します。
38章では、「焼き尽くす献げ物の祭壇」つまり旧約の礼拝生活にとって最も重要ともいえる中心点が作られます。
「焼き尽くす献げ物の祭壇」の四隅の「角」は、屠られる動物の血を塗ったり、自分の命の危険が迫ったときにはこの角にすがるといったように、命のもといの象徴と見られています。何をもって信仰の人生の中心・自分の命の中心と考えるか、そこに思いをひそめてみましょう。それを明確にしていくこと、それが目には見えない「焼き尽くす献げ物の祭壇」を「作る」ことです。
次に「幕屋を囲む庭」の風景を作ります。信仰の中心点の周囲に広がるあなたの人生の庭は、どんな眺めでしょうか。信仰を中心としたあなたの一生は、どんな豊かな風景でしょうか。庭師のようにそれを思い描いてみてください。それは神とともに歩んでいるあなたの人生の大きな見取り図です。そこには喜びと楽しみがあります。そして無限の可能性を秘めた空白部分もあります。あなたの人生全体の風景と、あなたの命の中心とをきょう、この機会にゆっくりと思い描いてみましょう。それは「命の書」に「記録」(21節)されることになるあなたの人生全体の祝福を垣間見ることになるはずです。
【祈り】
わたしの命の中心点と、その周囲に広がる豊かな風景を見渡して、主よ、あなたに感謝をささげます。