出エジプト記 7章
「わたしがエジプトに対して手を伸ばし、イスラエルの人々をその中から導き出すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 7章5節
奴隷からの解放の始まり
金原 義信(豊明教会)
「わたしがエジプトに対して手を伸ばし、イスラエルの人々をその中から導き出すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 7章5節
金原 義信(豊明教会)
2024年3月の聖書日課をまとめて表示します。
「出エジプト記」の聖書日課をまとめて表示します。
金原 義信が担当した聖書日課をまとめて表示します。
モーセとアロンが最初にファラオと交渉したとき、ファラオは「わたしは主など知らないし、イスラエルを去らせはしない」と答えました(5章2節)。再度始まるファラオとの交渉を前にして、主なる神はこれからの見通しをモーセとアロンに示してくださいました。
まず神はファラオの心をかたくなにするので、神が奇跡を繰り返してもファラオは言うことを聞きません。しかし、神はエジプトに手を下し、大いなる審判によって、イスラエルを導き出してくださるというのです。そのときエジプト人は、モーセとアロンを遣わされた神が主であることを知るようになります。これが最初の交渉でファラオが言った言葉に対する答えで、そこに向かって神の御業が行われます。
アロンの杖が蛇に変わり、エジプトの魔術師たちも同じことをします。そのときアロンの杖が彼らの杖を呑み込んだことが、神の解放の御業の始まりでした。これから十の災いを通して、神の言葉どおりになっていきます。こうして主は、自分たちではファラオの意志を動かすことのできないモーセとアロンを、解放に至る主の御業の出発点に立たせてくださいました。すべては主の御計画の中にあるのです。
【祈り】
見通しの立たない困難も、主が手を下して道を開いてくださることを信じさせてください。