天の国でいちばん大いなる者 | マタイによる福音書 18章

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マタイによる福音書 18章

「自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 18章4節

天の国でいちばん大いなる者

あるとき、弟子たちが、主イエスのところに来て、こう尋ねました。「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」。すると、主イエスは、一人の子供を呼び寄せて、弟子たちの真ん中に立たせて、こう言われました。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」。

当時のユダヤ社会において、子供は取るに足らない、小さな者でした。しかし、主イエスは、心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできないと言われます。心を入れ替えるとは、自分を低くすることです。続けて主イエスはこう言われます。「自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ」。この世では子供は小さな者です。しかし、天の国では子供のように自分を低くする人が大いなる者であるのです。

このことは、ほかならない主イエス御自身に当てはまります。主イエスは、自分を低くして、神と人とに仕えられました。その主イエスを、神は天の国でいちばん大いなる者とされたのです。自分を低くして、神と人に仕え、小さな者を主イエスの御名によって受け入れる人が、天の国でいちばん大いなる者であるのです。

【祈り】

主イエス・キリストよ。私たちがあなたに倣って、自分を低くして、神と人とに仕えることができますように。

村田 寿和(羽生栄光教会)