食べ物を与え養われる主イエス | マタイによる福音書 14章

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マタイによる福音書 14章

イエスは言われた。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 14章16節

食べ物を与え養われる主イエス

洗礼者ヨハネが殺されたことを伝え聞いた主イエスは、人里離れた所に退かれました。しかし、群衆が主イエスの後を追って集まって来たため、一人になることはできませんでした。主イエスが舟から上がると、大勢の群衆が主イエスを待っていました。主イエスは、その群衆を見て、深く憐れみ、病気で苦しんでいる人をお癒しになりました。主イエスは、確かに「いつくしみ深き友なるイエス」であるのです(讃美歌312番)。

夕暮れになったので、弟子たちが主イエスのそばに来て、こう言いました。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう」。すると、主イエスはこう言われました。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい」。この群衆は、女と子供を別にして、男が5千人ほどでした。そのような大群衆に、食べ物を与えることなどできるでしょうか。弟子たちは、自分たちの御弁当を指さしてこう言います。「ここにはパン5つと魚2匹しかありません」。しかし、主イエスは、5つのパンと2匹の魚を用いて、群衆を満腹させられました。主イエス・キリストは、人に食べ物を与え、養われる神であられるのです。

【祈り】

主イエス・キリストよ。あなたが、私たちに食べ物を与え、養ってくださることを感謝いたします。

村田 寿和(羽生栄光教会)