罪を取り除く主イエス | ヨハネによる福音書 1章29-42節

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ヨハネによる福音書 1章29-42節

ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 1章29節

罪を取り除く主イエス

先週に引き続き、洗礼者ヨハネと主イエスとの場面からです。ここでヨハネは、主イエスのことを的確に言い表しました。「世の罪を取り除く神の小羊」。私たちの罪を取り除く贖い主としての姿がこの言葉によく表現されています。

私たちの罪はどこに表われるでしょうか。私たちが取り除いてほしい罪、それは思いと言葉と行いという具体的なところに表れます。神を礼拝する民イスラエルも、神への不平不満から、思いと言葉と行いにおいて罪を犯し続けました。私たちも、もしかすると不平不満の中で、今生活しているかもしれません。そこに私たちの罪が表れ出てくるのです。

毎週の礼拝の中で、御言葉と聖霊によって、思いと言葉と行いとを新たに造り変えていただく。罪が取り除かれるには主イエスの霊が天から降って私たちの内に留まることが不可欠です。日々外側の衰えを感じる中で、内側が日々新たにされるためには御言葉と聖霊の力こそ必要です。

世の罪の奴隷ではない生き方があるということ。日々力をいただいて、日々新たにされて主イエスの御栄えに生きる。過去に縛られるのとは違う生き方があることを証しする民でありたく思います。

【祈り】

(1)贖い主が罪を取り除いてくださったことへの感謝。

(2)新たにされた者として、思いと言葉と行いとが主にあって整えられますように。

大木 信(西鎌倉教会)