苦難の中で忍耐と信仰を示す | テサロニケの信徒への手紙二 1章

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テサロニケの信徒への手紙二 1章

…あなたがたが今、受けているありとあらゆる迫害と苦難の中で、忍耐と信仰を示していることを、神の諸教会の間で誇りに思っています。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙二 1章4節

苦難の中で忍耐と信仰を示す

使徒パウロは、テサロニケの信徒たちの信仰と愛がとてつもなく高まっているのを見ています。文字どおり、3節にあるように「信仰が大いに成長し」、非常に豊かになったのです。希望を持って忍耐した(1テサ1章3節)、彼らの最初の従順さは、厳しい迫害や苦しみの只中で、彼らをキリスト者として成長させました。

これは、危機的な時代に「教会が教会となる」という、非常にチャレンジングな課題です。これは、共同体の「決心」と「信仰」にかかっています。それもまた神の賜物であり、信仰共同体の中で維持される祈りに応えてもたらされるものです。これは、パウロがテサロニケの若い信仰共同体のために祈ってきたことです(11、12節)。

キリストを信じる者としてのアイデンティティを揺るぎなく保ち、信仰が大いに成長させられるよう励み、神の栄光のために尽くしましょう。また、苦難と不安の中で、神への信仰を強めるために、熱心に祈り、お互いに支えあっていきましょう。

私たち自身の苦しみや葛藤が意味のある成長の種となり、キリストにあって忍耐強い希望に満ちた人生を歩むことにつながりますように。試練によって成熟した信仰が示されますように。

【祈り】

主よ、御力により、善を求める信仰の働きを成就させてくださるように。アーメン

ステファン ・ファン・デア・ヴァット(神戸改革派神学校)