ローマの信徒への手紙 6章
キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 6章3節
新しい人として生きる
木下 裕也(岐阜加納教会)
キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 6章3節
木下 裕也(岐阜加納教会)
2022年2月の聖書日課をまとめて表示します。
「ローマの信徒への手紙」の聖書日課をまとめて表示します。
木下 裕也が担当した聖書日課をまとめて表示します。
洗礼によって、人はイエス・キリストとひとつに結ばれます。それは第一に、キリストの死にあずかることです。キリストが十字架の上に死なれ、墓に葬られたように、わたしたちの古い人、すなわち第一のアダムもキリストとともに十字架に死に、葬られるのです。
私たちはそこで文字どおり一度死ぬことになります。第一のアダムは第二のアダムの恵みの力によって息の根を止められます。罪のわたしはそこで死ぬ。そしてわたしが死ぬべきであったその死は、そこで滅ぼされるに至るのです。罪と死に支配された古い人を死に至らせ、葬り去るキリストの恵みの御業は完全な御業です。十字架の御業の完全性こそ、私たちの救いの確かな根拠です。
第二に、洗礼によって私たちはキリストと共に復活し、新しい人、つまり、もはや罪と死の支配から完全に解き放たれた新しい人として生き始めるのです。私たちは今や新しい人です。第一のアダム(古い人)と断絶し、絶縁した人間です。それゆえ私たちは、もはやこの罪の根から生え出ては来ません。罪の空気の中で息をしないのです。罪の力にとらわれてはいないのです。
【祈り】
キリストの死と命にあやかり、キリストに結ばれて生きる、新しい命の恵みに感謝します。アーメン。