心を燃やし、信仰の目を開かれる主 | ルカによる福音書 24章13-35節

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ルカによる福音書 24章13-35節

すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。二人は、「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか」と語り合った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 24章31節~32節

心を燃やし、信仰の目を開かれる主

週の初めの日、二人の弟子がエルサレムからエマオの村に向かっていました。するとそこに、復活された主イエスが近づいて一緒に歩き始められました。

けれども、弟子たちは目の前にいる主イエスが分からないまま旅を続けます。彼らの心の目が遮られていたからです。主イエスは、彼らと話をする中で、聖書全体からご自分について説明し、一緒に食事をするときには、賛美の祈りを唱えながらパンを裂いて渡されました。すると弟子たちの目が開き、これまで一緒に旅してきたお方が主イエスだと分かるようになったのです。彼らが主イエスだと分からなかったのは目が遮られていたから、つまり、主イエスというお方のことが分かっていなかったからです。主イエスは、私たちの人生からあらゆる悪いことを取り除くようなご利益の神ではなく、愛と憐れみに満ちた神のご支配、神の国に生かそうとするお方です。

復活された主イエスは、私たちが気付かない時にも神の言葉を通して心を燃やし、信仰の目を開き、主イエスの愛に包まれていることを新しく気付かせてくださいます。

千ヶ﨑 基(横浜教会)