私たちもベツレヘムへ行こうではないか | ローマの信徒への手紙 2章1-21節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ローマの信徒への手紙 2章1-21節

天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 2章10節~12節

私たちもベツレヘムへ行こうではないか

クリスマス、それは福音の真理を学び直すときです。

降誕の知らせを最初に告げられたのは、ユダヤ社会で最も軽蔑されていた夜の番をする羊飼いでした。彼らは、宗教の掟を守れず、その清さを保てないとみなされていたからです。神に顧みられない者と差別され、自分でもそう思いながら生きていたことでしょう。

ところが、神は「それは違う」と言わんばかりに天使を派遣して言わせました。「あなたがたのために救い主がお生まれになった」。さらに、「地には平和、御心に適う人にあれ」と。つまり神は、彼らこそ御心に適う人だと言うのです。どれほど驚かされ、喜んだことでしょうか。ですから、すぐに会いに行きます。彼らは福音の事実に感動し、この特権を独り占めしません。差別していた人びとのところに赴き、愛を込めて救いの出来事を告げます。ところが、人びとは不思議に思うだけで何も応答しません。

神は、最も小さくされた人を福音にあずからせて、この上なく尊い存在とし、差別されている人、する人に宣べ伝えさせます。さあ、私たちもベツレヘムへ行こう!

相馬 伸郎(名古屋岩の上教会)