ヨハネの手紙一 5章
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 5章13節
永遠の命
佐野 直史(銚子栄光教会)
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 5章13節
佐野 直史(銚子栄光教会)
2020年10月の聖書日課をまとめて表示します。
「ヨハネの手紙一」の聖書日課をまとめて表示します。
佐野 直史が担当した聖書日課をまとめて表示します。
著者は、最後にもう一つ、この手紙を書いた目的を語ります。それは、「永遠の命を得ていることを悟らせたい」ということです。
永遠の命とは、何でしょうか。著者は、永遠の命とは、神そのものであり、また、私たちがその神との交わりの内に生きることである、と語ります(2章24、25節、5章20節参照)。特に、御子イエス・キリストに結ばれて生きることである、と言うのです(12節)。著者はこれまで、「交わりという喜び」を伝えたいために、さまざまな勧告をしてきましたが、それはこの永遠の命の恵みを伝えるためでした。神との交わりの喜び、聖徒の交わりの喜びとは、永遠の命の喜びだったのです。
永遠の命の恵みとは、不滅の心臓が宅配便で送られるように、私たちに与えられることではありません。それは、私たちが永遠の命そのものであるキリストに結ばれ、神との交わりを回復し、その命の内に生かされることです。また、その交わりの中で、神から限りない愛を受け、私たちもまた、互いに愛し合う交わりに生きることなのです。