キリストの真実のゆえに | マタイによる福音書 18章15-20節

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マタイによる福音書 18章15-20節

「はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。…二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 18章18節、20節

キリストの真実のゆえに

私たちに与えられている権威の途方も無さに驚かされます。神の国の扉を開いたり、閉じたりする権威が与えられています。果たして誰が、このような権威を担うことができるでしょうか。

キリストは言われました。「どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる」。その「願い」とは何でしょう。「兄弟があなたに罪を犯したら」(15節)と言われています。赦すことです。罪を犯した兄弟を赦すことへと祈りは向かいます。そう祈るとき、私たちはもはや孤独ではありません。地上において、心を合わせて祈る兄弟姉妹が与えられています。たとえ一人で祈るとしても、天におられるキリストと結び付けられています。

キリストは言われます。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」。私たちはキリストの約束の中に入れられています。誰がキリストの約束を疑うでしょう。この方は真実な救い主です。この方に私たちが赦しを請い祈るとき、確かにそこに神の国の扉は開くのです。

後登 雅博(高蔵寺教会)