山上の説教 | マタイによる福音書 5章1-12節

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マタイによる福音書 5章1-12節

「心の貧しい人々は、幸いである、
天の国はその人たちのものである。

平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 5章3節、9節

山上の説教

主イエスは山に登って、九つの幸いを説かれました。それらは、弟子たちだけではなく、天の国の民とされたすべての者に約束された幸いです。

「幸い」は「心の貧しい人々」、「悲しむ人々」、そして「義に飢え渇く人々」に与えられます。それは、周囲からの圧迫と自らの無力さによって、神のもとに逃れざるをえない人々に与えられます。

また、この「幸い」は、「憐れみ深い人々」、「平和を実現する人々」にも与えられます。それは、私たちが神の御心に従って、人々に仕える時に与えられます。

主イエスは十字架にお架かりになり、流された血によって、神と私たちの間に平和を打ち立ててくださいました。こうして、主イエスは神と人に仕え、平和を実現されたのです。

主の日の礼拝で語られる御言葉と、ともに働く聖霊とが、私たちの内にキリストを形づくります。そのキリストが私たちに、幸いの教えを生きるように促してくださいます。私たちの行うことは微々たるものですが、主イエスは私たちを励まし、支えてくださるのです。

細田 眞(福島伝道所)