天の国に入る者とは | マタイによる福音書 19章

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マタイによる福音書 19章

イエスは言われた。「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」そして、子供たちに手を置いてから、そこを立ち去られた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 19章14節~15節

天の国に入る者とは

人びとが主イエスのそばに子どもたちを連れてきました。それを見た弟子たちは叱りました。弟子たちが叱った理由は、当時のユダヤ教の教えにより律法を守ることのできない子どもたちには神聖な所に近づくことは許されていないからということと、今エルサレムへの旅の途上で緊張が高まっているので子どもを相手にしている暇などないと弟子たちが思ったからでした。

しかし、主イエスは「子供たちを来させなさい」と言われ、子どもたちを受け入れられます。さらに「天の国はこのような者たちのものである」と教えられました。

その理由は、子どもたちが純粋無垢でかわいいからということではありません。その理由は、子どもたちが自分の力では存在することができないからです。自分ではほとんど何もできないことが分かっているからです。他から与えられるものに全面的に依存して生きているからです。

天の国は子どものように、神を信頼し、神の無条件の恵みを受け取り、神に身を委ねる者のものです。

きょうも神を信じて歩みましょう。

坂部 勇(厚木教会)