主を恐れて、主に従う | 使徒言行録 19章

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使徒言行録 19章

信仰に入った大勢の人が来て、自分たちの悪行をはっきり告白した。また、魔術を行っていた多くの者も、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。…このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 19章18節~20節

主を恐れて、主に従う

第三次伝道旅行でエフェソに滞在したパウロは、会堂や講堂で主の言葉を語り続けました。また、神は「パウロの手を通して目覚ましい奇跡」を行うことによって、主の言葉の力を証しされました(11節)。

この特別な力を、自分も得たいと考えた者たちがいました。幾人かのユダヤ人の祈祷師たちが、イエスの名を唱えて、悪霊を追い出そうとしました。彼らは、不思議な力を身につけて、自分の利益を図りたいと思ったのです。しかし、彼らは悪霊に取りつかれていた男たちに襲われて、ひどい目に遭いました。自分の利益のために主の力を利用しようとすれば、それは自らに悲劇を招くことになるのです。

この出来事を見て、人びとは恐れを抱き、主の名がさらにあがめられるようになりました。既に信仰を得ていた者たちが、改めて「自分たちの悪行をはっきり告白」しました。また、魔術を行っていた者たちは、その書物を焼き捨てました。

主の名を利用するのではなく、主を恐れて、主に従う者にこそ主の豊かな祝福があります。

袴田 康裕(神戸改革派神学校)