神の光に、光を見る | 詩編 36編

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詩編 36編

命の泉はあなたにあり
あなたの光に、わたしたちは光を見る。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 36編10節

神の光に、光を見る

「神に逆らう者に罪が語りかけるのが、わたしの心の奥に聞こえる。彼の前に、神への恐れはない」(2節)。主に逆らう者の特徴は、神への恐れがないことです。罪が語りかける声に耳を傾けるため、神が慈しみと真実をもってこの世を治められ、裁かれることを否定します。彼らが聞こうとするのは罪の声であり、見ようとするのは闇です。そのため、耳があっても神の声が聞こえず、目があっても神の御業が見えません。

ところが、神に従う者は、神の光に、光を見ます。神の光を通して、神が造られた太陽、すなわち創造の世界を見ます。また、神の光を通して、神に逆らう者と神に従う者のたどる道を見ることができます。

たとえ神に逆らう者が神の存在と統治と裁きを否定したとしても、それは雲に隠された太陽が見えないようなものなのです。しかし、私たちは神の光を通して、神の慈しみが天に、真実が大空に満ちていることを見るものとされました。見えないものを見ることができる信仰の目を与えてくださった主に感謝して、きょうも神の声に耳を傾けましょう。

金 昭貞(JEM日本福音宣教会)